子育て

お家にいて良いよ

ロンパースの赤ちゃん
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ロンパースの赤ちゃん
期間限定のロンパース期


「もっと外に出たほうがいいのかな?」と焦っていたあの頃の自分に、今ならこう伝えたい。
「お家にいていいんだよ」

子どもが産まれる前、ママっていろんな情報を取りにいきますよね。
出産のこと、育児のこと。雑誌、SNS、誰かの体験談…。
良くも悪くも、頭の中にたくさんの「こうしたほうがいい」が蓄積されていきます。

わたしも、そうでした。

初めての出産。
実家から自宅に戻ったのは生後2ヶ月の頃。
寝て起きて授乳して、それだけでいっぱいいっぱいだった毎日。

少しだけ余裕が出てきたのは4ヶ月ごろ。
抱っこ紐で近くのスーパーに行けるようになって、ふとこう思いました。

「ずっと家にいていいのかな?」
「もっと外に連れて行ったほうがいいのかな?」

10分でも、太陽の光を浴びたほうがいいって、どこかで読んだ気がして。
不安になって検索したら、目に入ってきたのは
6時起き、授乳、ベビーマッサージ、部屋遊び、メイクしてお散歩へ…
そんな“ちゃんとしてるママたち”の姿。

私も外に出なきゃ…!と焦りました。

でも、実際にはできなかった。

歩いて5分のスーパーに行くのにも、準備でぐったり。
帰ったら荷物の片付け、そしてお風呂の時間。

狭いバスルームでの沐浴。
そのあとはまた授乳して、おむつ替えて、寝かしつけ。
やっと寝た!と思っても布団に置いた瞬間、背中スイッチで振り出しに戻る…。

新生児じゃなくても、全然余裕なんてなかったんです。

一度だけ児童館に行ったこともあったけど、
知らないママたちに気を遣って、どっと疲れてしまって。
若いママさんばかりで、正直それも居心地悪く感じてしまって。

それっきり、一度も行かなかった。

そして今、息子が1歳半になって、あの頃を思い出すと…

「なんであんなに外に出なきゃって思ってたんだろう?」

って、ふしぎに思うんです。

もし、今あの頃の私のような4〜5ヶ月の赤ちゃんを育ててるママがいたら、伝えたい。

無理に外に出なくても大丈夫。
無理にママ友を作らなくても、全然いい。

そのうちね、自然と
「そろそろお外行ってみようか!」って、
言える日が来ます。

それは、人によって違って当たり前。

「外に出たほうが心が軽くなる時」**が、きっとあなたにとってのタイミングなんです。

だからママさん、今はね——
お家にいて、いいんです。

なんなら、4、5ヶ月のあの時期って、本っっっ当に愛おしいのに、一瞬で過ぎてしまう時期。
どうか、お家にいて、その時間を思いきり堪能してください。

むっちりした太もも、お地蔵さんみたいな寝顔、
ゆっくり流れる授乳の時間、
「やっとママが見えてきたのかな?」と思うような、あの嬉しい笑顔——

全部、全部、一瞬なんです。

きっといつか、
「あの頃に戻りたい」と思う日が来るほど、尊くてかけがえのない時間。

だからこそ、どうぞ心ゆくまでお家で、満喫してください。

もし、あの頃の自分に会えるなら——
お家でがんばっていた自分を、ぎゅーっと抱きしめたい。
そして言ってあげたいんです。

「すごいじゃん!よくやってるよ!」って。

今、同じようにお家で頑張っているあなたにも、
その言葉を、そっと贈ります。

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